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戦略の失敗は取り戻せない!?【戦略と戦術のお話】

戦略

こんにちは、中小企業診断士のそうむうです。

とかく、ビジネスの場では「戦略が大事」と言われます。
それはひとえに、タイトルのように言われるからです。
これはいったい、どういう意味なのでしょうか?
勝利を積み重ねても取り返せない失敗とは、何なのでしょうか?

それを説明するには、戦略と戦術の違いを正しく認識する必要があります。
皆さんは似ているようで異なるこの2つ概念を 区別できていますか?

そもそもの意味

たとえば、戦国時代の君主を想像してください。
戦国時代ですから、領土を広げて天下統一を目指しています。
この時、「どの国の領土に攻め込むのか」「どの国と同盟を結ぶのか」「どんな規模の軍隊を準備するのか」等の大きな進むべき道筋を示すのが戦略です。

次に、「戦争を仕掛けて攻め込む場合にどういう作戦で戦うのか」「同盟を結ぶためにどういう説得を行うのか」「物資をどう集めるのか」など、目的を実行するための手段を具体的に定めたものが戦術です。

ビジネスの場合は

同じくビジネスの場合、 大きな進むべき道筋(戦略)とは、「どの市場で事業展開し、どのようなマーケティング手法を実行するのか」「どの企業とアライアンスを形成するのか」「どのような経営資源を蓄積するのか」などです。

そして、目的を実行するための手段を具体的に定めたもの(戦術)とは、「どのように営業活動をするのか」「どのようなプロモーションの仕掛けるのか」「どうやって提携を結ぶのか」「どうやって人材や資金を確保するのか」などです。

戦略を失敗すると・・・

さて、タイトルに戻ります。
上記のように戦略とは進むべき大きな道筋を示すものですから、それを誤ると根本的に成功しようのない方向に突き進むことになります。

たとえば、戦国時代であれば、作物の育たない貧しい土地を多大な労力をかけて争うことになります。
ここで、戦術的な成功、つまり局地的な戦闘で勝利を積み重ねても、痩せ細って生産性が低い土地が得られるのみです。

たとえば、ビジネスの世界であれば、シェアを獲得しても利益をきちんと生み出せない市場への進出や、需要のない商品の開発を試みることになります。
やはり、どれだけ営業で頑張って顧客を獲得しても、技術の粋を集めた商品を開発しても、成果は得られません。

これが、「戦略の失敗は戦術的勝利の積み重ねでは取り返せない」の意味です。
戦略を考える経営層の判断ミスは企業にとって命取りとなるのです。

正しい経営判断を行い、報われる努力をして成功したいものですね。

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