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投資なくして成長なし!【PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)のお話】

PPM PPM

皆さん、こんにちは!中小企業診断士のそうむうです。

今日は、複数の事業へ投資する場合の考え方の1つ、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)についてお話します。

PPMってなに?

PPMは、ボストン・コンサルティング・グループが開発した考え方(ツール)です。

事業を多角展開しているときに資金をどのように配分したらいいのでしょう?
その際の1つの基準となるのがPPMです。
PPMはお金に着目した考え方です。

PPMの要素

PPMは次のような図を書いて検討していきます。

PPM概要図

問題児(Problem Child)
市場成長率: 相対的市場占有率:
図中の事業Aが位置する領域です。
市場成長率が高いため、たくさん投資する必要があり資金流出が大きいです。
相対的市場占有率が低いため、あまり儲からず資金流入が少ないです。
キャッシュフローはマイナスで赤字です。
投資して市場占有率を高め、花形(STAR)に育成します。

・花形(Star)
市場成長率: 相対的市場占有率:
図中の事業Bが位置する領域です。
市場成長率が高いため、たくさん投資する必要があり資金流出は大きいです。
相対的市場占有率が高く、儲かるため資金流入が大きいです。
資金流入が大きいですが、資金流出も大きくキャッシュフローの源泉にはなりません。
投資して市場占有率を高く保ち続け、金のなる木(Cash Cow)に移行させます。

・金のなる木(Cash Cow)
市場成長率: 相対的市場占有率:
図中の事業Cが位置する領域です。
市場成長率が低いため、たくさん投資する必要がなく資金流出は小さいです。
相対的市場占有率が高く、儲かるため資金流入が大きいです。
資金流入が大きい反面、資金流出が小さくキャッシュフローの源泉となります。
獲得した資金を問題児や花形の投資に回します。

・負け犬(Dog)
市場成長率: 相対的市場占有率:
図中の事業Dが位置する領域です。
市場成長率が低いため、たくさん投資する必要がなく資金流出は小さいです。
相対的市場占有率が低く、儲からないため資金流入が小さいです。
原則として、投資した資金を回収して撤退するべき事業です。

PPMの考え方

上の各領域の説明でも書きましたが、金のなる木(Cash Cow)で得た資金を、問題児(Problem Child)や花形(Star)に投資して新たな金のなる木を作るという流れです。

金のなる木をいくつか保有して資金を稼ぎつつ、将来金のなる木になりうる花形や問題児である事業をバランスよく保有しておくのがベストです。

PPMの問題点

PPMには以下の問題点があります。

①キャッシュフローの観点でしか考えない
②事業間のシナジーに関しては重視していない
③既存の事業間での資金配分は分析できるが、新事業展開の是非に関しては利用しづらい
④負け犬と認定された事業では、モラールが低下する可能性がある
⑤金のなる木に積極的に投資しないので、すぐに衰退する可能性がある

いかがでしたでしょうか?
ヒト・モノ・カネ・情報のうち、カネをどう動かしていくのか、経営にとって非常に重要なテーマですね。
PPMを使った分析で、適切な資金配分を目指しましょう!

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